民家と言う言葉は、日本のみならず世界各地の古い農家や町家などの通称として定着してきましたが、その言葉の響きには「心のふるさと」のイメージが重なり合っているように感じられます。 我が国の重要文化財民家(略称「重文民家」)とは、古い民家の中から国が重要文化財に指定した建造物を言いますが、それらは長い年月をかけて、多くの人が住居等として育て上げてきた、地域ごとの生活史を代表する存在で、神社や寺院とは趣を異にする、親しみやすく、家ごとの際立った個性的表情を持つなど、特色豊かな価値ある文化遺産の典型ともいえましょう。 そのような話題性豊な、暮らしに密着してきた民家については、今迄は主として専門家の研究や著書によって紹介されてきましたが、重文民家と共に生きてきた所有者たちの中からも、広く社会全体へのさまざまな情報発信がなされるべき時代がやってきたようです。 「特定非営利活動法人全国重文民家の集い」は、身近な,親しみやすい存在である重文民家についてより多くの人々に、関心を持ち、理解を深め、貴重な文化遺産である重文民家をこれまでとは違った見方、考え方で研究し探求して頂き、更に進んで維持・保存・活用について積極的なご尽力・ご支援を頂く上で、少しでも役立つようにとの願いをこめて発足しました。
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